イエス・キリストのよみがえり(復活)の証拠に興味がある方におすすめの本

少し前に「十字架で死んだイエス・キリストが本当によみがえった(復活した)のか?」をテーマにして、以下の記事を書きました。

死んだイエス・キリストはよみがえった(復活した)のか?①ー復活の特徴・性質ー
イエスは十字架上で死んで葬られた後、三日目によみがえった(復活した)!?そんな非科学的な出来事が本当に起こったのか?「イエス・キリストのよみがえり(復活)の信憑性」を三回にわたって考えます。第一回目は聖書が語る「よみがえり(復活)の特徴・性質」について。
死んだイエス・キリストはよみがえった(復活した)のか?②ー復活の証拠(前編)ー
イエスは十字架上で死んで葬られた後、三日目によみがえった(復活した)!?「イエス・キリストのよみがえり(復活)の信憑性」を三回にわたって考えます。第二回目は、イエス復活を支持する歴史学的証拠として「教義・世界観の変化」と「人々の変化」を紹介します。
死んだイエス・キリストはよみがえった(復活した)のか?③ー復活の証拠(後編)ー
「イエス・キリストのよみがえり(復活)の信憑性」を三回にわたって考えるシリーズ最終回。今回はイエス復活を支持する歴史学的証拠として「人々の証言」と「空っぽの墓」を紹介し、これまでに紹介した証拠と併せて、イエスのよみがえり(復活)の信憑性を検証します。

その中でイエスがよみがえった(復活した)ことを示す歴史学的証拠として、以下の4つを紹介しました。

  1. 教義・世界観の変化
  2. 人々の変化
  3. 人々の証言
  4. 空っぽの墓

が、これらの他にもイエスのよみがえり(復活)を支持する証拠は存在します。

残念ながら、私のブログではその全てを紹介することができませんでしたので、イエスが復活したことを示す証拠に興味がある方のために、私が個人的にお薦めする書籍を紹介しようと思います。

私が上記のブログ記事で紹介した4つの証拠に関する詳しい説明も載っていますので、「イエス・キリストが本当によみがえった(復活した)かどうかの信憑性」について、もっと詳しく知りたいという方にもおススメの本です。

まず最初に紹介するのは以下の書籍。

こちらは、アメリカの有名雑誌(Chicago Tribune)の編集者・ジャーナリストが、著名なキリスト教の専門家にインタビューをしながら、「イエスが神の子」であることを支持する「証拠」をまとめ上げたものです。その中の後半部分でイエスの復活に関する証拠を扱っています。

作者は法律関係の事柄を専門に扱うジャーナリストだったようです。筆者は本人の経験を存分に活かしつつ、ある意味、

陪審員としての読者が「イエスは本当に神の子なのか?」という容疑(?)に対して、本の中で挙げられていく「証拠」を基にどのような判決を下すか

という趣旨のもと、この本を書いています。

裁判ものの映画やドラマ、小説が好きな方には面白い内容だと思います。

ちなみに、原書(英語)は以下になります。

イエスの復活だけを対象としたものとしては、以下の書籍(邦訳は今のところ無さそうです)が参考になると思います。

この本の著者の一人Dr. Gary Habermasは、最初に紹介した「ナザレのイエスは神の子か?」の中でインタビューされる側の人物としても登場しています(13章の「The Evidence of Appearances」)。

彼はイエスの復活に関する本をたくさん書いていますが、上記の本は学者や牧師のような専門家ではない一般の人たちを対象に、日常の具体例を交えながら、読みやすい文体で書いてあります。

この本の特徴は、

イエス(の復活)を信じている人が信じていない人に対して「イエスの復活をどのように伝えればよいか」の具体策を記している

ところです。

最後にお薦めする本は専門的な内容ですが下記のもの(日本語訳は今のところ無さそうです)。

こちらはイエスの復活に関して非常に包括的かつ詳細に説明してくれる本(700頁超の大作)です。

旧約聖書と新約聖書における復活に関する記述を(恐らく)全て取り上げているのはもちろん、聖書以外の文献における復活の概念も広範囲にわたって取り扱っている

のが特徴です。

理系の人間としては、キリスト教会が「復活信仰」を持つに至った「必要十分条件」を議論している18章が面白いと思いました。Wright曰く、その必要十分条件とは

"stories about Jesus’ tomb being empty, and stories about him appearing to people, alive again" (p. 686)

「イエスの墓が空っぽだった話(証言)とイエスが生き返って人々に現れた話(証言)」(私訳;686頁)

だそうです。

以上、ご参考まで。

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