「キリストにある一つの体」:2020年9月13日(日)礼拝説教要旨
問題や衝突のない関係がより良い関係とは限りません。むしろ、問題や衝突が起きたとしても、その上でお互いを受け入れ、思いやり、赦し合うことでより濃密な三次元的関係が築かれていくものではないでしょうか。そんな関係構築のカギとなるのが神様の恵みに根差したへりくだりの心だと思います。
物理好きの無神論者がキリスト教の牧師になって始めたブログ
問題や衝突のない関係がより良い関係とは限りません。むしろ、問題や衝突が起きたとしても、その上でお互いを受け入れ、思いやり、赦し合うことでより濃密な三次元的関係が築かれていくものではないでしょうか。そんな関係構築のカギとなるのが神様の恵みに根差したへりくだりの心だと思います。
人は自ら犯した罪の結果、神様からの祝福(本来あるべき生き方)を失ってしまいました。しかし神様はそんな人間を見捨てることなく、彼らが失った祝福を回復するため、御自分の独り子イエス・キリストを通して、この世に祝福をもたらそう(本来あるべき姿に戻そう)とされているのです。
たとえどんなに理不尽な苦しみや悲しみを経験していたとしても、神様はいつもあなたと共にいて、あなたを通して神様の計画を成し遂げようとしておられます。神様は、どんなに最低・最悪にみえる出来事からも最高・最善の結果をもたらすことができる絶対的な主権をもったお方なのです。
イエス様の十字架には、何があっても決してあなたを見捨てることのない神様の愛、どんな悪をも善に変えることのできる神様の絶対的な主権が表れています。あなたは独りではありません。イエス様はいついかなる時もあなたと共にいて、あなたを慰め、励まし、力づけてくださっています。
辛く悲しい出来事の最中、生きる意欲もなくなりそうな状況にあって、イエス様と共にその苦しみ・悲しみを乗り越えていこうと思える勇気と力と希望が湧き起こる。これこそが、あなたに与えられている神様からの祝福。また、あなたを通して神様が広げたいと望んでおられる祝福です。
苦しみや悲しみ、不安や恐れの只中にいるとき、私たちは神様に対する疑問や不満に心が捉えられてしまいます。でも、たとえどんなに状況が悪く見えたとしても、神様はいつも私たちと共にいて、私たちが全く予期しない方法で御自分の計画を成し遂げていかれるお方です。
不完全なあなたの全てを神様は愛し受け入れてくださっています。同じ過ちを何度繰り返したとしても、その都度、過ちを認め悔い改めることを神様は願っていらっしゃいます。あなたのもっているプライドや自尊心を全て神様に明け渡し、聖霊の助けにすがる。そこから変革が始まります。
悪いこと、不吉なこと、悲しいこと、辛いことばかり起こる世の中にあっても、イエス様は確かにあなたと共にいて、あなたと一緒に神様の業を成し遂げていこうとされています。今、あなたに求められているのは、そんな神様・イエス様を信じ信頼して付き従っていこうとする信仰だけです。
生きる希望や助かる望みさえ見出せない状況にあったとしても、神様は確かにあなたと共におられ、あなたと一緒にその苦しみを経験され、あなたの人生における神様の御計画を成し遂げようとされておられます。神様はおっしゃっています。「元気を出しなさい。私はいつもあなたと共にいる」と。
イエス様は私たちがこの世で経験するような苦しみや悲しみ、不都合さを自らも経験されました。そのお方が今、あなたと共にいて、あなたを励まし、慰め、力づけてくださっています。暗い世の中にあって、あなたといつも共にいてくださっている「光」に気付くことができますように。