「苦しみの先に待つもの」:2021年5月23日(日)礼拝説教要旨
神様の願いはあなたに、その苦しみを通して、決して変わることのない神様の愛を確かめてもらうこと。その愛に触れられて、イエス様のように人々を愛することができるようになってもらうこと。そのために必要な心と行動の変化をもたらしてくださるのはあなたの内に住む聖霊です。
物理好きの無神論者がキリスト教の牧師になって始めたブログ
神様の願いはあなたに、その苦しみを通して、決して変わることのない神様の愛を確かめてもらうこと。その愛に触れられて、イエス様のように人々を愛することができるようになってもらうこと。そのために必要な心と行動の変化をもたらしてくださるのはあなたの内に住む聖霊です。
誰にも自分の弱さをみせることができず、いつも自分を偽っているあなたの心の内を神様は誰もよりもご存知です。そんなあなたに神様は「大丈夫、私はあなたのことを分かっているよ。私はあなたを愛しているよ」と語り掛けてくださっています。その神様の愛が表されているのがイエス様の十字架です。
神様はあなたのありのままを愛してくださっています。と同時に、あなたにイエス様のように生きてほしいとも願っていらっしゃいます。無条件の神様の愛に満たされ、絶対的な力をもつ聖霊の働きに期待しながら、イエス様のように日々、感謝と喜びをもって神様に仕え従うことができますように。
神様はあなたを必要としておられます。神様はあなたを通して、イエス様の与える平和を世に広げようとされておられます。あなたは独りではありません。イエス様があなたと共にいて、あなたを守り導いてくださっています。イエス様はおっしゃっています。「あなたがたに平和があるように」と。
あなたの信仰がどれほど揺れ動いたとしても、神様は決してあなたを見捨てません。どんなことがあったとしても、神様は変わることなくあなたを愛し続けてくださっています。あなたの信仰が完璧・完全だから救われるのではありません。あくまでも神様の恵みによって救われるのです。
たとえ不完全で揺らぎっぱなしの信仰であったとしても、神様は恵みによって、私たちを義と認め、私たちの罪をとがめないとおっしゃってくださいます。たとえ神様の望む生き方ができていないとしても、神様にその罪をとがめられない人、それが聖書の教える「幸いな人」です。
神様の怒りがもたらす滅びからあなたを救い出すため、イエス様はあなたの代わに十字架に架かり、あなたが受けるべきはずの全ての苦しみ、悲しみ、痛みを受けてくださいました。それは、あなたのことを愛しておられるから、あなたの存在そのものがこの上なく高価で尊いものだからです。
あなたの経験している苦しみや悲しみ、痛みは永遠に続くものではありません。いつの日か神様ご自身があなたの目から涙をことごとく拭い去ってくださる日がきます。その日は全てのモノが本来あるべき姿へと回復される日、完全なる救いがもたらされる日です。
弱く不完全な私たちが神様の望むことを最優先して神様の御心に従順・忠実に歩むためには、他のクリスチャンたちとの交わりが欠かせません。繰り返し福音を聞く・学ぶことも欠かせません。交わりと福音を通して、最も大切なイエス様との関係がより一層深められていきますように。
十字架上でイエス様は、私たち人間には想像できないほどの苦しみ、悲しみ、痛みを経験されました。それはあなたを滅びから救うため、また、あなたをこの上なく愛しておられるからです。神様にとっては、あなたの存在そのものが愛おしいのです。