子育てから学ぶ神との関係:「命の尊さ」について

微力ながらも子育てに関わる中で、神様と人間との関係について考えさせられることが結構あります。

少し前に思わされたのは命の尊さ、特に命を生み出すことと育てることの重さについて。

初めはたった一つの細胞(受精卵)だったものが10カ月ほどの間に約3兆個もの細胞に分裂する…。

それだけでも十分凄いことなのに、それぞれの細胞同士が連結・連携して、機能や役割が細かく定められた身体の部位および器官を形作っていく…。

これまさに

神業。

そうして生まれてきた命が日増しにどんどんと成長していくのを目の当たりにすると、しみじみと

人間(命)って凄いなぁ

そして、

そんな命を造り出した神様は、言葉では到底言い表せないほどに凄い!凄過ぎる!

と思わずにはいられません。

とはいえもちろん、子供が成長していく過程においては神様だけでなく親(周りの人間)もまた重要な役割を果たしています。

しかし、その役割・影響はあくまでも食事を与えたり、絵本を読み聞かせたり、病気やケガの時に応急処置をしたりといった外的な刺激・インプットに限られます。

親(周りの人間)がどんなに頑張ったところで、子供の代わりに食物をきちんと消化して、養分を身体中に送って、不要物を体外に出すことはできません。

親(周りの人間)がどんなに頑張ったところで、子供の代わりに絵本の内容を聞いて泣いたり、笑ったり、喜んだりすることはできません。

親(周りの人間)がどんなに頑張ったところで、子供の代わりに病気やケガと戦って、痛みや苦しみを取り除くことはできません。

外から受け取ったものをどのように消化するか、処理するか、判断するかといった内的な仕組み・機構は全て、(個人差はありますが)生まれたときに与えられている

のです。これらは全て生きるため・生き抜くために必要な根源的なものですし、

親(周りの人間)が与えようと思って与えられるものではありません。

ここに、命の尊さ、素晴らしさが見て取れると思います。

これほどまでに尊い命がこの世に生まれ出てきてくれたのですから、その命を預かり大事に育んでいくことにはとても大きな責任が伴うと思います。

と同時に、そんなにも尊い命を私たちに託してくださっている神様の凄さ(懐の深さと私たちへの信頼感)も思わずにはいられません。

この世に与えられている命を喜びながら、感謝しながら日々、生きることができますように。
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