子育てから学ぶ神との関係:「痛み」について

我が息子はもうしばらく受けなくてもよくなりましたが、二歳になるまで結構頻繁に受けなければならなかったのが「予防接種」

私が子供の時はそれほど受けた記憶がない(当たり前と言えば当たり前)のですが、意外にたくさんの数の予防接種を受けなければなりません。

しかも、

××の予防接種は生後〇か月までに受けるべき
一度予防接種を受けると次の予防接種までは最低〇週間はあけなければならない

などなど、予防接種のための条件が色々とあって、そのスケジュール調整はかなり複雑になってきます。

でもまあ、そういった複雑なところは妻にお任せで、私の担当はというと、あくまでも妻と子供の付き添いです。

で、やはり、子供であろうが大人であろうが誰しも好きになれないのがこの注射なるものだと思います。

酷い時には一度に4か所(両腕と両太腿)も注射を刺されることがありましたから、泣き叫ぶ我が子を見ているこちらも胸が苦しくなってきます。

しかしながら、この一時の痛み・苦しみを乗り越えなければ、もっと酷い痛み・苦しみを受けることになりかねないことを思うと、心を鬼にして、息子が動かないようにしっかりと抑えながら予防接種を受けさせなければなりません。

頑張れ。我が子よ。一時のことだから我慢して乗り越えてくれ…

と心の中で叫びつつ、ふと

私たちが人生において痛みや苦しみを味わっているとき、神様も同じように思っていてくださっているのかもしれないな

と思わされました。

神様・イエス様を信じれば、人生のあらゆる痛み、苦しみ、悲しみから神様が私たちを守ってくださり、喜び、楽しみ、嬉しさに溢れた「幸福な」人生を送れる訳ではありません。

クリスチャンになったとしても、それまでと同じく様々な痛み、苦しみ、悲しみを経験します

全知全能で愛なる神様がいるなら、どうしてこんな辛い目に遭わせるんだ!

と思いたくなるような出来事も経験します。1残念ながら、私たち人間がその理由を全て理解することはできません。

ただ、時には、

その痛み、苦しみ、悲しみを通して、私たちが人格的に成長する(イエス・キリストのようになる)ことを神様が望まれている

こともあります(参考:へブル人への手紙12章4-12節)。

そんなとき、ひょっとしたら神様は、痛み、苦しみ、悲しみの只中にある私たちを見ながら、

頑張れ。我が子よ。一時のことだから我慢して乗り越えてくれ…

と思っていらっしゃるかもしれません(あくまで想像ですけど)。いずれにしても確かなことは、

神様・イエス様は痛み、苦しみ、悲しみを経験している私たちを決して見放すことなく、私たちといつも共にいて、私たちを励まし、慰め、導いてくださっている

ことだな、と予防接種を受けて泣き叫ぶ我が子を抱きしめながら思わされました。

  1. 全知全能で愛なる神様とこの世の苦しみ(悪)との関係について、興味のある方は下記の記事をご覧ください。「全知全能で愛なる神がなぜ苦しみや悪を許す?苦しみの原因と解決は?」
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