「聖霊と共に互いに重荷を担う」:2020年10月11日(日)礼拝説教要旨
善い行いは確かに大事です。が、神様はあなたが善い行いをしたかどうかに関わらず、あなたをありのままで受け入れ、愛し、赦してくださるお方です。そんな神様の無条件の愛と一方的な恵みが表されているイエス様の十字架を見上げつつ、聖霊と共に互いに重荷を担うことができますように。
物理好きの無神論者がキリスト教の牧師になって始めたブログ
善い行いは確かに大事です。が、神様はあなたが善い行いをしたかどうかに関わらず、あなたをありのままで受け入れ、愛し、赦してくださるお方です。そんな神様の無条件の愛と一方的な恵みが表されているイエス様の十字架を見上げつつ、聖霊と共に互いに重荷を担うことができますように。
イエス様は不完全な私たちの弱さを受け入れ、私たちを罪の滅びから救い出すために十字架上で苦しまれ、死んでよみがえられました。それほどまでに私たちを愛してくださっている神様を共に崇めるため、イエス様が受け入れてくださったように、互いに相手を受けいれることができますように。
問題や衝突のない関係がより良い関係とは限りません。むしろ、問題や衝突が起きたとしても、その上でお互いを受け入れ、思いやり、赦し合うことでより濃密な三次元的関係が築かれていくものではないでしょうか。そんな関係構築のカギとなるのが神様の恵みに根差したへりくだりの心だと思います。
不完全なあなたの全てを神様は愛し受け入れてくださっています。同じ過ちを何度繰り返したとしても、その都度、過ちを認め悔い改めることを神様は願っていらっしゃいます。あなたのもっているプライドや自尊心を全て神様に明け渡し、聖霊の助けにすがる。そこから変革が始まります。
この世は理不尽に満ちています。しかし、そんな理不尽をも用いて御自分の完全な計画を成すことのできる全知全能なお方が神様です。そして、その神様の独り子イエス様がいつもあなたと共にいて、その理不尽な人生を共に歩んでくださっています。ここに希望があります。
息子が二歳になるまで結構頻繁に受けなければならなかった予防接種。時には一度に四か所も注射を刺され、泣き叫ぶ我が子を抱きしめながら、痛み、苦しみ、悲しみを経験している私たちといつも共にいて、私たちを励まし、慰め、導いてくださっている神様・イエス様を思いました。
私たちは神様が望んでおられることを完璧に行うことができない弱く不完全な存在。でも、神様はそんな私たちを御自分の独り子イエス様の命に代えても惜しくないほどに愛してくださっています。神様は弱く不完全なあなたを用いて、あなたと共に御自分の御心を成してこうとされているのです。
神様は人となってこの世に来られ、あなたが経験しているような悩みや苦しみを自ら体験されました。肉体的にも精神的にも極限状態の苦しみを自ら経験されたからこそ、イエス様は苦しみの只中にあるあなたに寄り添い、励まし慰めることができるのです。
最近になって顔つきが妻に似てきた息子を眺めながら「神様はどんな顔をしてるんだろうか?」、「イエス様はどんな顔だったんだろう?」と考えることがありました。そして、「神のかたち」に造られた唯一の存在である人間に対して、神様が期待している生き方は何かに思いを馳せました。
神様の恵みの故にイエス様を信じる信仰によって救われた人々に対して神様が望んでおられること、それは神と人を愛すること。そのためにはまず神様の救いの恵みに満たされる必要があります。神と人を愛することに疲れたならば、今一度、神様の恵みを思い起こしてください。